2014年3月24日月曜日

ぴ/ぐカフェBL物語 第2話


まさかの続編


前回→


ゲイで女顔のモンローとノンケのとし君のおはなし
(続きは未定)













ある日の午後
客足がとだえた、とあるカフェにて____




としくん「はぁー午後のこういう時間っていいよなー」

もんろー「ああ、そうだね」

(僕はとしくんといられるだけで・・・幸せだけど・・・)

「まったりしてるっていうかさー」

「うん、落ち着く」


「うーん、でもやっぱ、もんろーといるからなのかなー」

「えっ!?」

「なんか気取ってないしさ。すごい楽なんだよなぁ
「もんろーといるとさ」


「・・・としくん・・・・」




そんなことを言われると・・・期待してしまう

としくんは、きっとノンケだから
僕のことなんて、ただの友達だとしか思ってない

本当はそれだけでよかった
このままでよかった

この関係性を壊さないで、このまま、友達として_____


だけど

やっぱり___自分の気持ちを伝えたい


あおいが勇気を出して僕に告白してくれたみたいに、
僕も___自分の想いを伝えたい

としくんに、この想いをきいてほしい・・・・・





「ねぇ、としくん・・・話したいことがあるんだけど・・・」

「ん?なんだ、もんろー?」


「僕、僕・・・・」

「?」

「としくんが・・・・としくんのことが、好きなんだ・・・・」


「ん・・・?あ____ああ!俺も好きだぜ!相棒!」

「・・・っ、ちがう!そうじゃない・・・!」

「え?」

「好きなんだ!好き____恋愛対象として、好き、なんだ・・・・」

「!」

「僕、ゲイで、男の人が好きで・・・・だから・・・・・」





としくん「ごめん。」

もんろー「!」


「俺、もんろーのこと、そういう風にはみれない。
「ゲイや、同性愛者の人に対して偏見とかはないけど、俺は女の子が好きだから」




「そ、そうだよな・・・・」

「ご、ごめん、変なこと言って・・・・
「忘れて・・・・?僕も・・・・わ、忘れる、から・・・・」





わかってた。こうなるって

だって、としくんはノンケで___普通の男の子と同じように____

女の子が、好きだから

女の子が好きだって、わかってたから





でも、涙が止まらない


僕があんなことを言ったせいで
きっと、僕たちの関係は壊れてしまう

そうしたらきっと

もう、彼のそばにいることなんて、できなくなってしまうのだから


そばにいたい
そばにいたい

僕のことなんて、見てもらえなくてもいいから
そばにいたい・・・・


気持ちを伝えようだなんて、どうして思ってしまったのだろう

僕は実に馬鹿だな_____


僕は、馬鹿だ・・・・・










-次の日-




ワイワイガヤガヤ

としくん「もんろー!そのドリンク2番テーブルね!」

もんろー「う、うん!」

「それが終わったら4番テーブルの片づけ頼む!」

「わ、わかった!」

「忙しさに目ぇまわすなよ~!」

「わ、わかってる」




「はは、頼りにしてるぜ?相棒!」




としくん・・・・



あんなことを言ってしまったのに
彼は僕のことを「相棒」と呼んでくれた

いつもみたいに、爽やかに僕に微笑んでくれた・・・



やっぱり彼は、僕の王子様だ

やっぱり僕は____としくんのことが、好きだ


好きだ。好きだ。好きだ。好きだ。


僕はとしくんのことが、好きなんだ




叶わなくていい、
だから____

そばにいさせて・・・・・











あおい「___ふぅん・・・?」





‐ ぴ/ぐカフェBL物語 - TUDUKU




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